作業工程

裏打ち

表具の代表的な技術の一つであり、特殊な技術です。

しわが伸ばす、紙の強度が増す、紙の伸縮性の調整、布等を扱いやすい状態に加工する、などの効果があります。

裁断

本紙と、本紙を囲む表面の布を裁断していきます。
一文字の部分と、上下と柱の裂(きれ)をそれぞれ選び、寸法を測って真っ直ぐになるよう慎重に切っていきます。

切継

本紙と表装裂地を継いで、掛軸として一体化にする作業です。本紙は仮張りから剥がして正確な矩形に断つ。本紙と表装裂地を新糊で張り合わせて掛軸の体裁に整えます。

総裏

紙本の本紙の場合一文字と本紙の間に折れが生じやすい為、折れ止めを入れる事を忘れないようにします。

総裏を打つ際は、打ちばけを用いてしっかりと叩くようにする。目安としては、5往復10回程度叩く。紙のなじむ効果があります。

裏摺

イボタ蝋を塗り、裏摺をしていきます。

イボタ蝋を塗る事により、掛軸が滑らかになり、イボタ蝋の特性上巻上げの時などの滑りが良くなります。

また、裏摺りには数珠を用います。一般的には水晶の数珠や木製の数珠を用いますが、現在はガラス製の代用品なども存在します。

仕上げ

総裏を行い十分に乾かしたら、いよいよ仕上げです。主な作業は大きく分けて5つです。

耳すき、発双付け、軸棒付け、鎧うち、紐つけになります。